皆さん、こんにちは。

E46のブレーキパッド交換について紹介させていただきます。

このブレーキは、車を構成するパーツの中で最も重要と言っても過言ではない部品です。

どんなに高性能で早く走れる車であっても、ちゃんと止まれなくては安心して運転なんて出来ません。

昔見たF1のレースで、ブレーキトラブルでクラッシュ!!なんて映像を皆さんも一度は見たことがあるかと思います。

一般公道であんなことに・・・なんて想像したくはないですよね。(-A-;

クラッシュまでは至らなくても、ブレーキの効きが悪くて「ヒヤッ」とした経験をしたことがあるのではないでしょうか?

そうならないためにも、日頃からブレーキパッドの減り具合などにも注意が必要です!!

前置き長くなりましたが、パッド交換の前に一般的な国産車とBMWのブレーキの違いについて少しお話しますね。

BMWフリークには今更的なお話になるかと思いますが、BMW初心者の方にも知っておいてほしい情報なので・・・

一般的な国産車とBMWでは、ブレーキに対する考え方が大きく違う点がいくつかあります。

これは、一言で言ってしまうと車を設計するする上での思想の違いとなると思いますが、1つに開発時に想定されてる使用環境が異なると言えます。

これは、作っている国自体違うので当たり前と言えば当たり前なのですが、BMWはアウトバーンで○○○km/h(日本の法定速度以上の速度域)で普通に走行し、その速度域からでもちゃんと止まれることがブレーキ開発時に想定されています。

一方、一般的な国産車のブレーキと言えば、国内法定速度があるのでBMWのような速度域までは想定していないでしょう。

最高速度に関しては、日本仕様の場合リミッターが付けられているので本国仕様ほどの最高速度は出ないようになっていますが、ブレーキに関しては本国仕様と何も変わりませんので、日本の法定速度をベースに作られた一般的な国産車よりもBMWはブレーキ性能の点において格段に上であると言えます。

もう1つの違いは、BMWはブレーキパッド以外にブレーキローターも消耗品として考えている点です。

皆さん、一派的な日本車でブレーキローターが減ってるので交換・・・なんて話はそうそう聞かないと思います。

流石にうん十万キロ走ったともなれば交換という話が出るかも知れませんが、数万キロ単位で交換なんて日本車ではそうそう耳にしません。

しかし、BMWの場合はこれが普通にあるんです。

これは、日本車がパッドだけを削って止めているのに対し、BMWはパッドとローター両方を削って車を止めています。

BMWのブレーキ性能と独特のブレーキタッチは、この構造の違いからきているんですね。

これを踏まえて、ブレーキパッド交換の本題に入ってみたいと思います。

この写真は、E46の使用済みブレーキパッドと新品を比較したものです。

E46_BP1

BMWにはブレーキパッドセンサーが付いているので、パッド消耗があるラインを超えた時点で警告を出してくれます。

E46_BP2

という説明をすると、「なーんだ、警告で教えてくれるなら警告でたら交換でいいか」と思うかも知れません。

しかし、警告点灯してすぐに交換できればいいですが、諸事情で実際はそのあとも少し乗ってたりしますよね・・・(-ω-;

警告を無視して走行し続けると、最悪ブレーキパッドの土台金属部が直接にブレーキローターと接触してしまいます。

そうなると、ブレーキが急に効かなくなったりと非常に危険な状態になりかねません。

しかも、パッドの土台金属部がローターをガリガリと削って再使用不能にしてしまいますので、余計なコストも掛かってしまいます。

E46_BP3

もう1つコスト面で忘れてならないのは、パッドセンサーの再利用です。

パッドセンサーはパッドに付けて使用されるため、警告前であれば再利用できますが警告点灯後は再利用できない場合があります。(警告点灯後は基本使えないと思っておくべき)

※. 警告点灯時、パッドセンサーがローターと接触し削れてるため再利用不可となる。

ですので、ブレーキパッド交換に関しては、安全面・コスト面の両面から前倒しで早めの交換をお勧めします。

走行状態やブレーキングの仕方などで違いが出てきますが、BMWのローター交換サイクルは大体パッド交換2回に対して1回のサイクルだと考えておけばいいと思います。

これも、フロントとリアで消耗速度が異なる(フロントのほうが減りが早い)ので、あくまで目安で考えておいていただき、定期点検時やオイル交換のタイミングでサービススタッフに「ブレーキまだ大丈夫そう?」と聞いていただくのが確実ですよ(>ω<b

パッドの残量が気になる方は、お気軽にご来店下さい。(すぐに確認できますので!!)

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それでは皆さん、また次回お会いしましょう!!